ふたりで手作りした結婚指輪。
プラチナ地金からの制作です。
oval(平)をピカピカに磨き上げました。
彼は少し丸みのあるフォルムが好み。
彼女が彼好みの丸さに削り出してくれました。
ovalの形を整えるのは大変です。
鉄のやすりでゴリゴリと削らなくてはいけません。
指輪を左手でしっかりと支えないと削れません。
右手よりもずっと左手がしんどくなります。
やすりを使うのはほとんど初めてなので、どうしても手の癖が出ます。
真っ直ぐ削っているつもりでも左側が多く削れていたり。
丸く削り出す時に、両サイドが同じ様に削り出せていないと歪になってしまいます。
歪になるのを防ぐために、一周やすったらひっくり返します。
このひっくり返すのが、意外とめんどくさいんです。
彼女は目印がどこにあるかなって常に気をつけながら、最初から最後まできちんとひっくり返してくれました。
だから、左右対称のきれいな指輪に仕上がりました。
途中から、彼が「左手大丈夫?痛くない?」って心配するほど、がんばって磨きました。
彼は彼女の指輪を、手作業ではこれくらいが限界だろうな、というくらいまで磨き上げました。
入籍したその足で指輪を作りにご来店されました。
彼女は新しい名前を初めて書かれたようで、少し照れくさそう。
おひとりは遠くにお住まいで、お引越しは少し先とのこと。
遠くに離れていても、指輪を見るたびに結婚したんだなぁって実感がしそうですね。
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