用語集

ふたりで協力して結婚指輪を手作りした思い出をづくりする

専門用語集

結婚指輪制作や貴金属加工では日常であまり聞きなれない専門的な言葉を使うことがあります。
atelier ITSUMO でもついつい難しい言葉を使ってしまっているかもしれません。
そんな時は
こちらを参考にしてくださいね。

結婚指輪やデザインに関する用語

結婚指輪(マリッジリング)  結婚の印としてふたりそれぞれが身に着ける指輪です。左手の薬指に着けるのが一般的です。

甲丸  指輪の断面が半丸の形。着け心地が良く、結婚指輪として定番の形です。アトリエイツモでは half round と呼んでいます。halfround について詳しく

金(ゴールド)  オレンジがかった黄色の金属。科学的に安定しています。純金は普段使いするには柔らかすぎるので強度を増すために割金(銀・銅)を25%混ぜたK18をアトリエイツモでは扱っています。金とプラチナの違い特性や違いについて

スターダスト  ピラミッド型に尖ったタガネでキラキラしたテクスチャをつけます。経年変化が楽しめます。スターダストについて詳しく

鎚目  丸い金鎚でポコポコとした凹凸を打った模様。鎚目について詳しく

つや消し  表面のつやを消すこと。マットにすること。つや消しについて詳しく

テクスチャ   表面の 手ざわり、感触や質感のこと。表面処理。模様を入れることをテクスチャを入れると言います。テクスチャについて詳しく

平打  指輪の断面が長方形の形。アトリエイツモでは、隣の指との指当たりがいいように、サイドに丸みを持たせた断面が楕円の形にしています。平たい部分が大きいので、テクスチャを入れるのに適しています。アトリエイツモではovalと呼んでいます。oval について詳しく

プラチナ  白い光沢をもつ金属。科学的に安定しています。 純プラチナは普段使いするには柔らかすぎるので強度を増すために割金(パラジウム等)を10%混ぜたpt900を扱っています。 金とプラチナの違い特性や違いについて

ミル打ち  リングの縁に小さな粒が連なるアンティークな技法です。一粒一粒、職人が手作業で打っていきます。ミル打ちについて詳しく


婚約指輪やダイヤモンドに関する用語

石枠  石を留める台座部分のこと。留め方によって石枠のデザインも変わります。石枠について詳しく

婚約指輪(エンゲージリング)  結婚の約束を交わした証しとして、男性から女性に贈る指輪です。石が留まったデザインが多く、その中でもダイヤモンドが多いです。

ダイヤモンド  硬度が最も高い物質です。ひっかき硬度は高いのですが、衝撃にはそんなに強くないのでピンポイントの力が加わると欠けることもあります。

ダイヤモンドプロポーズ  プロポーズの時に、指輪ではなく指輪にする前のダイヤモンドでプロポーズすること。
女性の指輪のサイズや好みのデザインがわからない場合はお勧めです。

4C ダイヤモンドを評価する4つの項目。Carat(カラット重さ)・Cut(カット)・Color(色)・Clarity(透明度/内包物)。各頭文字から“4C”と呼ばれています。この4Cの組み合わせが、ダイヤモンドの品質と価値・価格を決定します。

ルース  裸石。貴石や半貴石で、ジュエリーに留めていない状態の石。


彫金に関する用語

石留め  ダイヤモンドなどの貴石を地金にセッティングすること。石留めについて詳しく

加工硬化  ゴールドやプラチナに力を加えると硬くなることです。ひずみができて硬くなります。

酸化  K24は酸化しないのですが、K18は酸化します。金ではない金属が割金として入っていて、その金属が酸化するんです。ロー付けの時は酸素を含んだ火で熱するので、酸化膜ができます。酸化するとロー材が融けなかったり色が変色したりします。

鍛造  金属を圧力を加えて変形させる加工法です。金属をローラーで伸ばしたり、金鎚で叩いたりすることで素材が粘り強くなるため指輪にしたときの強度が上がります。鍛造について詳しく

鋳造  金属を溶かして液体にし、型に流し込む加工法です。原型はワックスと呼ばれるろうそくの蝋のようなもので制作するので、デザインの幅が大きいです。鋳造について詳しく

電解研磨  酸化して色が変色したゴールドの色を戻す時に“電解”します。電気を流すことで科学的に酸化膜を除去します。

焼きなまし  ゴールドやプラチナは力を加えると加工硬化します。 加工硬化による内部のひずみを取り除くことで、組織を軟化させて展延性を向上させる熱処理です。 高温に熱して急冷することで軟らかくなります。

ロー付け  同じ金属だけど融点が低い“ロー材”を使って金属同士をつなぎ合わせること。 地金は融けずロー材だけ融ける温度までバーナーで熱することで 金属同士をつなぎ合わせ ます。

割金  淳金や淳プラチナの指輪は普段使いするには柔らか過ぎるので、他の金属を混ぜて、加工しやすく硬い合金にします。その混ぜる金属のこと。


指輪制作の道具についての用語

糸のこ  地金を切る時に使うのこぎりです。atelier ITSUMO の結婚指輪制作では、端と端をぴったりと合わせる為に合わせ目に糸のこを入れます。糸のこについて詳しく

イモ槌  鎚目模様を入れるために使う金鎚です。イモ槌について詳しく

おたふく  たがねを打つ時に使う小さな金鎚です。

ガスバーナー  “なまし”や“ロー付け(溶接)”の時に使います。ゴールドとプラチナは融点が違うため、使うバーナーも違います。ガスバーナーについて詳しく

紙やすり  紙に研磨剤が接着されているやすり。ピカピカに磨く時に使います。粒度の違う4枚の紙やすりを使い、少しずつ細かなものに変えます。

木槌  指輪の正円を出す時など、地金に傷をつけたくない時に木槌で叩きます。木製の金づちです。

酸化防止剤  ゴールドは火をあてると酸化して色が変色します。酸化を防ぐために火をあてる前に塗ります。

芯金  指輪を丸く形を整えたり、サイズを出す時に使います。テーパーがついている円筒状の鉄棒です。芯金について詳しく

真鍮ブラシ  ブラシの先が真鍮でできています。マットな金属を真鍮ブラシでこするとピカッとします。

たがね  模様をつけるための小さな鉄の棒です。彫りを施したり、模様を入れる時に使います。用途に合わせていろんな種類のたがねがあり、職人が自作することが多いです。

ピンセット  ガスバーナーで火を扱う時にピンセットで地金を持ちます。逆作用のピンセットを用意しているので、手を添えるだけで地金を保持できます。

プライヤー  地金を挟んでギュッと握りしめることで何となく丸めます。プライヤーについて詳しく

フラックス  ロー付け(溶接)の時に、酸化するのを防止するため+ロー材をロー付けする場所にとどめておくための接着剤代わりに使います。

やすり 鉄のやすり。紙やすりより多く削れます。

やっとこ  鉄製の刃がついていない鋏のような形の工具。地金を丸めたり端と端をぴったりとくっつける時に使います。やっとこについて詳しく

ロー材  指輪の材料の地金よりも融点が低いゴールドやプラチナのこと。