結婚指輪は生涯身に着けていくもの。
着けているときはそんなに気にしていないけれど、 ないと落ち着かない 、ふとした時に目に入ると安心する、そんなお守りのような結婚指輪。
大切な人が一生懸命作ってくれた結婚指輪。代わりがきくものではありません。
どんな着け方をしても、どんなにサイズが変わったとしても、いつもいつまでも“一緒につくった結婚指輪”を着け続けてほしい。
だから、アトリエ イツモではメンテナンス/アフターフォローを大切にしています。
メンテナンスがずっとずっとできること
サイズ直しができないデザインがあったり、意外と難しいことなんです。
ずっと先の未来まで指輪をフォローします。
アトリエ イツモで作った指輪はすべて、サイズ直しや新品仕上げ等メンテナンスします。
アトリエ イツモがもしもなくなってしまっても、職人さんがいる良心的な宝石店だったら特別な機械や材料がなくてもサイズ直しを受けてくれるような指輪・デザインです。
結婚指輪の素材
毎日身に着ける結婚指輪は、なるだけ安定性が高く(時間が経っても色が変化しない)、日常生活に支障ない強度が必要です。また、ゆくゆくサイズ直しが必要になった時に、サイズ直し可能(特別な機械や材料がなくても加工できる)な金属がいいなとアトリエ イツモは考えます。
アトリエ イツモでは、プラチナ900とK18イエローゴールドを用意しています 。
pt900とK18YGは職人がメンテナンスをしやすい金属であり、サイズ直しの時のロー材(プラチナや金だけどpt900やK18より融点が低く、溶かし合わせる時に使う材料)が一般的です。職人さんがいる宝石店には必ずあると思います。
近くの宝石店に持ち込まれてもメンテナンスを断られることは少ない素材です。

結婚指輪のデザイン
生活習慣や手の力は人それぞれです。使う方によって、必要な結婚指輪の強度は変わります。細すぎれば変形しやすくなりますし、太すぎると着け心地が悪くなります。お好みと強度の折り合いをつけた指輪のボリュームを提案します。
また、サイズ直しが難しいデザインもあります。アトリエイツモではサイズ直し可能なデザインの結婚指輪をお勧めします。

メンテナンス/アフターフォロー
プラチナ900やK18はそんなに硬い金属ではありません。ドアノブや食器に使われる鉄やステンレスより軟らかいのです。大げさに言うとドアノブを持つだけでも傷が入ります。
また、すごくボリュームがある指輪でも、力が加われば変形してしまいます。
アトリエ イツモで作った指輪はいつでも新品仕上げや変形直しします。
歳を重ねるとサイズ直しが必要となることがあります。
アトリエ イツモで作った指輪は、何号でも大きくも小さくもサイズ直しします。

もし、アトリエイツモがなくなってしまったら
おふたりが作った指輪はアトリエイツモの職人である大原がずっとずっと面倒を見るつもりです。
アトリエイツモは職人ひとりのお店です。これから、職人を増やせるようがんばりますしできるだけ長くお店は続けたいと思っています。
ひとりのお店だからこそ、万が一のことが私にあり面倒が見られなくなった場合でも、メンテナンスで困らないようにしたいと切実に思っています。
その時は、近くの職人さんがいる宝石店にお願いしてください。
お作りいただいた素材、デザインであればメンテナンスを断られることは少ないはずです。(他店の指輪のメンテナンスはしない!というお店でなければ)
他店でサイズ直しをお願いする時に伝えてほしいこと
職人がサイズ直しの時に気にするのは、どの場所でロー付け(溶接)したのか?ということです。
特にK18の場合は、融点が低いので前にロー付けした場所と違う場所でサイズ直し+ロー付けしてしまうと、指輪がバラバラになってしまうことがあります。
制作した時にロー付けした部分でサイズ直しをしてほしいのです。
アトリエイツモでお作りいただいたリングは、ロー付け部分がわかるように刻印の位置を統一しています。
刻印の真反対にロー付け部分が来るような位置に刻印を入れています。
「刻印の真反対で溶接したからその場所でサイズ直ししてほしい」と職人さんにぜひ伝えてください。
きっと、職人さんは喜ばれますし、一か所にサイズ直し箇所がまとまっていた方が指輪のためにもいいです。

ずっとずっと私がおふたりの結婚指輪の面倒は見るつもりですが、私に万が一のことがあった時のためにロー付け部分の位置は忘れないでくださいね。