ふたりで手作りする結婚指輪。
プラチナ地金からの制作です。
指輪作りの見学にいらっしゃった時は、彼女は何も知らされずにご来店されました。
「え…?もしかして指輪⁈」
びっくりされていましたが、うれしそうな笑顔でした。
「ココのHPを見て、作るものとその後のことに対する誠実さを感じたからこのお店が良いかなと思ったんだ」
うれしい言葉です。
プラチナは融点が高いので、ロー付け(溶接)の時はブレずに合わせ目だけにバーナーの火を当てなくてはいけません。
彼の指輪は幅広なので、少しでもブレると温度が上がらずにローが溶けないのです。
「むずかしい…」
それまでの工程を難なくこなされていた彼が呟きました。
動かないようにしないと!と思うと、自分が動いているのか動いていないのかわからなくなってきてしまいます。
「彼女に体重かけたがいいな」
ブレにくいような対策を取って、途中からはスムーズにロー付けできるようになりました。
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